日本画家堤進の平面ポップアート 作品 。ミクストメディア「迷蝶・棺一基#3」

日本画家堤進の平面ポップアート。シリーズ作品から24点「迷蝶・棺一基#3」。ミクストメディア。真作。
S50号(1167×1167)にSMサイズ(227×158)の作品24点枚をレイアウトしています。

支持体/S50号自作パネル(ベニヤ板 シーラー処理)、裏打ちドーサ引き麻紙に墨。
SMサイズ市販パネル 自作パネル(シーラー処理)。裏打ちした水彩紙を薄糊で水張り。
水性ボールペン(顔料) 薄墨 ホワイト(ポスターカラー)による彩色。マットバーニッシュにより保護 定着しています。

コンセプトは慰霊 。2015年からシリーズ化した平面ポップアート作品。総作品点数80。 #3で完結。
作品を空間に馴染ませたいので華美な額装はせず、直接壁掛けしてください。

出品作品は、2022年11月26日〜12月2日、ima展(東京都美術館)に客員 特別審査員の資格で出展しています。

価格は、作品をご覧になった皆さんの感情体験が反映なければなりません。こちらで予め提示させて頂いている金額は、作業の時給換算と考えて下さい。年鑑、セドリ業者、評論家、「美を独占」する美大アカデミズム、学閥、団体閥など、アートワールドのエスタブリッシュメント(既得権益層)による重箱の隅をつつくような狭い世界観によって作品の価値は決められません。

(ひとこと)
ボトムアップのローアート/サブカルチャーこそ真のアートと考えています。

極めてインプライベートな、やむにやまれぬ個々の表現(自己実現)は「通訳不可能」(芸術の終焉)です。平行する個々の継起的な営みの連続に、芸術史は切り刻まれ、粉砕されて(アートの量子化)、いまや、トップダウンのどんな学術的解釈も無効です。それぞれの作品解釈は、イディオロギー、哲学、宗教の領野に括られる事を拒み、元々別の次元で、いつも、作者、鑑賞者のリテラシーに因ると考えています。

描くことの内的な必然性が、身勝手な学術的専門知識などによってカテゴライスされて、でっち上げられた芸術運動やら、それでパラダイムシフトなどと辻褄を合わせるなど、作品を選別、検定して偏差値化、商品化するようなシステムは、否定されなければなりません。

多様で多元主義的な芸術世界(ダントー)とは、互いに平行する個々の、超社会的で方外な自己実現を意味します。閉鎖的で思い上がった一握りの集団(美大アカデミズム)が、トップダウンに表現者を選別出来るものではありません。

1905年に特殊相対性理論が、1907年にはピカソのアヴィニョンの娘がアバンギャルドの渦中に登場した事は「自然科学」と「芸術」が「超対称性」の関係に在ることの証左として象徴的に立ち現れたのだと思っています。
「芸術の終焉」とは、今や芸術が哲学 宗教の領野を遥かに超えて大統一理論へ向かう量子力学、相対性理論と「超対称性」の関係に在ることを意味します。
統一理論へ向かうヴェクトルと正反対のヴェクトルとして自由で多様な個々、平行する豊かな個々の自己実現こそが、芸術の本質であると考えています(アートの量子化)。

オイラーの公式、eのπi乗+1=0から、全てを数値化するAI(+1)と、決して見積もる事の出来ない内的な価値としての人間の尊厳(カン ト・eのπi乗)、との波動として、自然科学と芸術との超対称性関係を位置付けます。

芸術作品にブランド価値は無く、作者の略歴、真贋などにも意味はありません。出会った作品の佇まい、空気感、距離感とか、多彩で思いがけない感情体験とか、向き合ってどんな会話が弾んだか それが芸術の原点です。出会いと身体的痙攣(アラン)こそが芸術の全てと考えています。

複製技術時代(ベンヤミン)の印刷物には無い、直筆平面作品のアウラ(唯一無二)、オーラ(霊気)、リアリティー(作者のこだわり、試行錯誤、筆致など)を評価して頂けたらと思います。

(バンクシー批判)
絵画表現も自己実現なら、絵を破ることは リストカットと同じ、子供達といつもそう話しています。バンクシーは絵を破るのではなく小切手を破るべきでは？ 作品を作る痛みが感じられない。型紙から刷り出したようなイージーなレイヤー、軽くて浅い政治的コンセプト、押し付けがましいショー的な正義感、仕組まれて芝居じみた売り方、ストーカーのような匿名性、マーキング、詭弁に満ちた現代アートの象徴と思っています。

無所属 日本美術家連盟会員 団体展客員 特別審査委員 国務大臣賞選考委員

文部科学大臣賞 大賞 知事賞 議会議長賞 市長賞 里見勝蔵賞 他授賞